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ZAWA FREAKBEAT 『Private World volume3』

三十路を迎え、初めて実家を出て一人暮らしを始めた、しがないサラリーマンの男。山ほど抱えたパンクロックのレコードとCDだけを抱えて新しいアパートにやってきた彼が出会った隣人は、同じくパンクロックを愛聴する女性だった。心を通わすようになった二人は共にバンドを結成することを決心する……。前巻では、謎の隣人の名前が「佐々倉雪子」であることが判明しました! 思ったよりもおとなしい名前だ。まだメンバーも集まっていない、動き出してすらいないバンドの名前を考えるのに(しかもロゴまで)2週間もかけてくるあたりがいいですね……。

さて、バンドを結成することになったものの、全く楽器を触った経験のない長野。ドラムを担当することになった(押し付けられた)ため、さっそく楽器屋まで必要なものを揃えにいきます。レコード屋とはまったく別世界の楽器屋で店員に対してオズオズとしてしまう雪子に対して、長野の適応力は高い。思えば1巻でいまのアパートに引っ越してきた際に挨拶回りをきちんとしていた彼は、人付き合いが上手いというか、こういう部分では肩の力が抜けているのですね。そうであるがゆえに、雪子と仲良くなることもできた。

店員さんにカップルに間違えられたり、一緒に買物したりライブを観にいって、帰り道にいい感じの雰囲気になってみたり、そういった意味ではときめきのピークにあたる巻かもしれません。というかこの後は、あんまりそういう感じではなくなってくるという(笑)。恋愛のあれこれとはまた別の形で、いろいろなワクワクが待っていますからね……。何はともあれバンドを組んだわけですから。雪子の「すげーパワーポップやるんだろ」というセリフはもう、いろんな意味で最高でした。

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Lostwomen

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「Private World (3)」 / ザワ・フリークビート
販売価格(税込): 350 円
A5判 60ページ
発行日: 2011/08